メタデータを追加する

トランスコード後ファイルに、ジョブ注釈やクローズドキャプションファイルの形式でメタデータを追加できます。

メディアファイルに注釈を追加する

注釈は、「Apple デバイス」、「MP3」、および「QuickTime」設定を使用してトランスコードされたファイルと一緒に出力されます。ソース・メディア・ファイルに、ワークフローにとって、または出力ファイルを見る人にとって重要な情報を注釈できます。「Compressor」に用意されている注釈フィールドのいずれかを追加することも、別のメディアファイル(QuickTime ムービーなど)で使用するメタデータを読み込むこともできます。

  1. バッチ領域で、メタデータを追加したいソースファイルが含まれているジョブを選択します。

    ヒント: ジョブの下に表示される出力行ではなく、ジョブ自体を選択するには、ジョブ領域の上部にあるソースファイル名をクリックします。

  2. 「ジョブ」インスペクタの「メタデータ」領域で、以下のいずれかの操作を行います:

    • 「ジョブ注釈を追加」ポップアップメニューから注釈のタイプを選択します。

    • 「ジョブ注釈を追加」ポップアップメニューから「読み込む」を選択し、ソースファイルに追加したい注釈が含まれているメディアファイルを選択して、「開く」をクリックします。

  3. 選択した注釈タイプの説明を、テキストフィールド(または複数のテキストフィールド)に入力します。

クローズドキャプションファイルをソースファイルと関連付ける

「Compressor」では、以下のフォーマットのファイルをエンコードするとき、「Scenarist」クローズドキャプションフォーマット(.scc)を使って クローズドキャプション ファイルを含めることができます:

  • QuickTime ファイル:クローズドキャプショントラックとして QuickTime 出力ファイルにクローズドキャプションファイルを追加します。QuickTime プレーヤー(バージョン 7.2 以降)を使ってクローズドキャプションを表示できます。

  • MPEG-2 エレメンタリーストリームのファイル:DVD オーサリングに使用できるように、エレメンタリー MPEG-2 ビデオストリームの中にクローズドキャプションデータを埋め込みます。

  • MPEG-2 プログラムおよび転送ストリームのファイル:「Compressor」は、EIA-608 ATSC プロトコルを使用して、プログラムおよび転送 MPEG-2 ストリームの中にクローズドキャプションデータを埋め込みます。

  • MPEG-4(MP4)および Apple デバイス用 H.264(M4V)ファイル:「Compressor」は、EIA-608 ATSC プロトコルを使用して、MP4 および M4V ファイルの中にクローズドキャプションデータを埋め込みます。「QuickTime X」を使ってクローズドキャプションを表示できます。

  1. バッチ領域で、クローズドキャプション情報を追加したいソースファイルが含まれているジョブを選択します。

    ヒント: ジョブの下に表示される出力行ではなく、ジョブ自体を選択するには、ジョブ領域の上部にあるソースファイル名をクリックします。

  2. 「ジョブ」インスペクタの「メタデータ」領域で、「クローズドキャプション」プロパティの「選択」ボタンをクリックし、表示されるウインドウで「Scenarist」クローズドキャプションファイルを選択して「開く」をクリックします。

クローズドキャプションテキストをプレビュー領域に表示して、タイミングと内容が正確で適切であることを確認できます。詳しくは、ジョブをプレビューするを参照してください。

参考: クローズドキャプションファイルのタイムコード値は、ソース・メディア・ファイルのタイムコードに直接対応している必要があります。「Scenarist」ファイル内のタイムコード値を確認する必要がある場合は、OS X に付属の「テキストエディット」アプリケーションでファイルを開いてみてください。