用語集
AAC(Advanced Audio Coding) MPEG-4 オーディオとも呼ばれます。デジタルオーディオの標準的な圧縮およびエンコード方法です。AAC 形式でエンコードされたファイルの品質はオーディオ CD に匹敵し、一般には同じレートまたはより高いレートでエンコードされた MP3 と同等以上の音質になります。
AC-3(Audio Codec 3、Advanced Codec 3、Acoustic Coder 3) サラウンドサウンドのエンコードによく使用されるドルビーデジタルの圧縮オーディオ形式。
AIFF(Audio Interchange File Format) Apple が開発した、プラットフォームに依存しないオーディオファイル形式。WAV ファイルと同様、AIFF ファイルには情報の「チャンク」が含まれます。たとえば、Sound Data Chunk には実際のサンプルデータ、Common Chunk にはサンプルレートとビット深度情報が含まれます。
Apple ProRes Apple ProRes コーデックは、マルチストリームのリアルタイム編集での高いパフォーマンス、非常に優れたイメージ品質、小さい保存サイズという無類の組み合わせを実現します。Apple ProRes コーデックは、マルチコア処理を最大限に活用し、高速の低解像度デコードモードを備えています。すべての Apple ProRes コーデックは、フル解像度のあらゆるフレームサイズ(SD、HD、2K、4K を含む)をサポートします。データレートは、コーデックのタイプ、イメージの内容、フレームサイズ、およびフレームレートによって異なります。
Apple ProRes には以下の形式があります:
Apple ProRes 4444 XQ:4:4:4:4 イメージソース用の Apple ProRes の最高品質バージョン(アルファチャンネルを含む)。今日の最高品質のデジタル・イメージ・センサーによって生成される高ダイナミックレンジ・イメージで細部を保持するためにデータレートは非常に高くなります。Apple ProRes 4444 XQ は、Rec 709 イメージのダイナミックレンジの数倍のダイナミックレンジを保持します。これは、トーンスケールの黒またはハイライトが非常に引き延ばされる極度に厳密なビジュアルエフェクト処理に対しても可能です。標準的な Apple ProRes 4444 と同様に、このコーデックは、イメージチャンネルごとに最大 12 ビット、またアルファチャンネルについては最大 16 ビットをサポートします。Apple ProRes 4444 XQ では、1920 x 1080、29.97 fps の 4:4:4 ソースでの対象データレートは約 500 Mbps になります。
Apple ProRes 4444:Apple ProRes の非常に高品質なバージョンで 4:4:4:4 イメージソース(アルファチャンネルを含む)のためのコーデックです。このコーデックは、最大解像度、マスタリング品質の 4:4:4:4 RGBA カラー、および知覚的にオリジナル素材と区別が付かない視覚忠実度を備えています。Apple ProRes 4444 は、デコードと再エンコードを繰り返しても優れたパフォーマンスが得られ、数学的にロスレスなアルファチャンネル(最大 16 ビット)を使用できる、モーショングラフィックスとコンポジットを保存および交換するための高品質なソリューションです。このコーデックでは、無圧縮の 4:4:4 HD に比べ、きわめて低いデータレート(1920 x 1080、29.97 fps の 4:4:4 ソースでの対象データレートは約 330 Mbps)を実現します。また、RGB と Y’CBCR の両方のピクセル形式での直接エンコードおよびデコードも提供します。
Apple ProRes 422 HQ:Apple ProRes 422 のより高いデータレートのバージョンです。Apple ProRes 4444 と同等の高レベルな視覚品質を保ちますが、4:2:2 イメージソースに使用されます。ビデオのポストプロダクション業界で広く採用されている Apple ProRes 422 HQ では、シングルリンクの HD-SDI 信号で搬送できる最高品質のプロフェッショナルな HD ビデオを視覚的にロスレスで保持できます。このコーデックは、フルワイドでピクセル深度 10 ビットの 4:2:2 ビデオソースをサポートすると共に、デコードと再エンコードを繰り返しても視覚的にロスレスなイメージ品質を維持します。Apple ProRes 422 HQ の対象データレートは、1920 x 1080、29.97 fps のソースで約 220 Mbps です。
Apple ProRes 422:Apple ProRes 422 HQ のほぼすべての利点を備えていますが、マルチストリームでのリアルタイム編集でもパフォーマンスを向上させるためにデータレートを 66 %に抑えた高品質の圧縮コーデックです。Apple ProRes 422 の対象データレートは、1920 x 1080、29.97 fps のソースで約 147 Mbps です。
Apple ProRes 422 LT:Apple ProRes 422 よりも圧縮率の高いコーデックです。約 70 %のデータレートでファイルサイズが 30 %小さくなります。このコーデックは、ストレージ容量およびデータレートが限られている環境に最適です。Apple ProRes 422 LT の対象データレートは、1920 x 1080、29.97 fps のソースで約 102 Mbps です。
Apple ProRes 422 Proxy:Apple ProRes 422 LT よりもさらに圧縮率の高いコーデックです。低いデータデートと最大解像度のビデオが必要なオフラインワークフローでの使用を想定しています。Apple ProRes 422 Proxy の対象データレートは、1920 x 1080、29.97 fps のソースで約 45 Mbps です。
参考: Apple ProRes 4444 および Apple ProRes 4444 XQ は、視覚的にロスレスであるためモーショングラフィックスの交換に適しています。Apple ProRes コーデックの中でアルファチャンネルをサポートするのは、これらのコーデックのみです。
AVCHD AVC(Advanced Video Coding)圧縮を使用する HD(高精細度)ビデオ形式。MPEG-4 part 10 または H.264 とも呼ばれます。Blu-ray プレーヤーの多くでは赤色レーザーディスクに収録された AVCHD 形式のコンテンツを再生できるため、短時間の HD ビデオプロジェクトは標準の赤色レーザーディスクを使ってこの形式で配布するのが一般的になっています。
バッチ 「Compressor」では、1 つまたは複数の処理対象のジョブ。トランスコード処理を開始すると、バッチに含まれるすべてのジョブ(Compressor ウインドウのバッチ領域に表示されるジョブ)がまとめて実行されます。
ビットレート デジタルビデオまたはデジタルオーディオ信号の、1 秒当たりの転送ビット数。設定するビットレートが高いほど、出力ファイルの品質が高くなります。ただし、ビットレートを高くするとファイルサイズが大きくなります。
CAF(Core Audio Format) Apple の Core Audio Format は、デジタル・オーディオ・データを保存および操作するための柔軟なファイル形式です。CAF は、高いパフォーマンスおよび柔軟性と、将来の超高分解能のオーディオ録音、編集、および再生に対応するスケーラビリティを備えています。
クローズドキャプション ビデオプログラムのオーディオに対応する画面上のテキスト。元は聴覚に障害のある視聴者のために開発されたクローズドキャプション(ライン 21 テキストとも呼ばれます)は、レストランやバーなどの騒音の多い環境や、病院の待合室などオーディオの再生が失礼または不適切と見なされる可能性のある場所のテレビでもよく使用されます。
コーデック COmpression/DECompression(圧縮/非圧縮)の略です。ビデオまたはオーディオを現在の形式から、デジタル圧縮された別の形式に変換するときに使用するソフトウェアコンポーネント。コーデックは、データストリームや信号を送信、保存、または暗号化のためにエンコードしたり、再生や編集のためにデコードしたりします。よく似た用語であるエンコーダは、同じ処理を実行するハードウェアを表すのに使われます。
配信パートナー iTunes Store によって認定されたコンテンツアグリゲータまたはエンコーディングハウスで、iTunes Store パッケージを販売用にストアに送信する権限を有します。配信パートナーは、制作者のコンテンツが、iTunes Store の厳しい送信要件に適合するように正しく構成およびフォーマットされていることを保証します。配信パートナーは、ビデオ発売後の請求やサポートサービスを提供することもできます。
書き出し先 「Compressor」では、トランスコードの 1 つまたは複数の設定と、トランスコード後のアクションのグループ。書き出し先を使用してファイルをトランスコードすると、設定の仕様に基づいて 1 つまたは複数の新規ファイルが作成されてから、トランスコードされたファイルに対してアクションが自動的に実行されます。たとえば、「Facebook に公開」書き出し先では、HD 720p QuickTime 設定のソースファイルが出力され、Web 上および iPad や iPhone などのモバイルデバイスでの表示用に最適化されたファイルが作成されます。ファイルが処理された後、「Facebook に公開」アクションにより出力ファイルが自動的に Facebook アカウントに投稿されます。
画面アスペクト比 イメージの幅と高さの比。たとえば、SD(標準精細度)ビデオのアスペクト比は通常 4:3 です。HD(高精細度)ビデオのアスペクト比は通常 16:9 です。SD ビデオを HD ディスプレイで再生すると、イメージが引き伸ばされるか、左右に黒の枠線(ピラーボックス)が付加されます。HD ビデオを SD ディスプレイで再生すると、イメージが押しつぶされるか、上下に黒の枠線(レターボックス)が表示されます。
分散処理 複数のコンピュータプロセッサに処理を分散することによって、「Compressor」のバッチ処理を高速化するトランスコード方法。システムはバッチの一部を、1 台のコンピュータの「Compressor」アプリケーションの複数のインスタンス、または(それぞれが「Compressor」の 1 つまたは複数のインスタンスを実行している)複数のネットワークコンピュータに分散できます。
エンコーダ コーデックを参照してください。
ファイルフォーマット ソースメディアファイルのトランスコードに使う出力フォーマット。トランスコードフォーマットとも呼ばれます。
H.264 HD(高精細度)ビデオの録画、配信、およびインターネットでのストリーミングに広く使用されているビデオ圧縮規格。MPEG-4 Part 10 または AVC(Advanced Video Coding)とも呼ばれます。
I フレーム(Intra ピクチャ) MPEG-2 または H.264 エンコーディングで使用される GOP(Group Of Pictures)パターンを定義するフレームの一種。GOP パターンには、P フレーム(Predictive ピクチャ)と B フレーム(Bipredicitive ピクチャ)も含まれることがあります。
インターレースビデオ 従来の NTSC または PAL テレビで再生されるビデオは、インターレースされたフレームレートを使用して保存されます。実際には、各フレームはフィールドと呼ばれる半分のフレーム 2 つで構成されています。各フィールドにはフレームラインの半分が含まれ、奇数(または上側)フィールドにはライン 1、3、5、7、9 など、偶数(または下側)フィールドにはライン 2、4、6、8、10 などが含まれます。ビデオを再生すると、テレビにはこれらのフィールドが交互に表示され、それによってスムーズな動きの効果的な錯覚が生み出されます。両方のフィールドが同時に表示されるコンピュータ画面でインターレースビデオを表示すると、コーミングが発生する場合があります。プログレッシブビデオのフレームレートは、これらの 2 つのフィールドではなく、一連のフレーム全体でビデオを保存します。フィールドは、インターレースビデオのクリップをプログレッシブ・フレームレートに変換することで、クリップから削除できます。
iTunes Store パッケージ iTunes Store にビデオを送信するコンテンツプロバイダは、あらかじめ詳しく定められた iTunes Store パッケージというフォーマットでコンテンツを配信する必要があります。「Compressor」では、必要なコンポーネント(ビデオファイル、オーディオファイル、字幕ファイル、クローズドキャプションファイルなど)がすべてそろっていれば、それらのパッケージを作成できます。
iTT 字幕フォーマット iTT(iTunes timed text)ファイルフォーマットは、World Wide Web Consortium(W3C)の Timed Text Markup Language, Version 1.0 W3C 勧告候補 2010 年 2 月 23 日(TTML)のサブセットです。iTT 書類は、TTML の制限付きサブセットを使用する TTML 書類です。iTT 書類では、テキストおよびタイミングの提供に加え、Timed Text のフォントスタイル、フォントの色、テキスト揃え、およびレイアウトを指定します。
ジョブ 「Compressor」では、ソース・メディア・ファイルと出力指示(各行に設定、場所、およびファイル名が含まれている、1 つまたは複数の出力行)。トランスコードする前の状態。
ジョブアクション 「Compressor」では、トランスコード後にメディアファイルに対して実行される操作。たとえば、ジョブアクションにより、トランスコードされたファイルを「iTunes」に追加したり、トランスコードされたファイルを YouTube のような一般向けのビデオ共有 Web サイトに公開したりできます。
キーフレームの間隔 キーフレームは、イメージ全体を保管するフレームです。キーフレームはビデオストリーム内のイメージ全体を提供します。そのイメージが提供された後に、(イメージ全体ではなく)関連するフレーム間の段階的な変化が保存されます。そのため、ビデオ内のイメージが劇的に変化するとき、たとえばイメージ間を切り替えるときは、キーフレームを作成して変化する場所にマークを付ける必要があります。出力ファイルのキーフレームの間隔は「Compressor」で自動的に決定することをお勧めしますが、キーフレームの間隔を手動で設定することもできます。
場所 「Compressor」では、トランスコード後のメディアファイルが保存される場所。デフォルトの場所(ソース・メディア・ファイルと同じフォルダ)を使用したり、カスタムの場所を選択したりできます。
下三分の一 画面の下部に配置するグラフィックを示すテレビ業界用語。通常は、現在のテーマや製品に関する情報を伝えるために使用します。画面に映っている人の名前と職業を紹介するといった使いかたが一般的です。
マーカー マーカーはソースファイル内の特定のタイミング位置に印を付けます。編集メモなどの説明的な情報を添えたマーカーを付加することもできます。加えて、ソースファイルを H.264、MPEG-2、MPEG-4 ビデオフォーマットに出力すると、マーカーごとに I フレーム が強制的に作成されます。I フレームの追加で圧縮品質は高まりますが、全体のファイルサイズが大きくなる可能性があります。「Compressor」は、以下のタイプのマーカーの作成が可能です:
チャプタマーカー:DVD、QuickTime ムービー、またはビデオ Podcast の名前付きインデックスポイントおよびサムネールイメージを生成します。チャプタマーカーに URL を割り当てて、Podcast の再生時にその URL を表示させることもできます。チャプタマーカーも iTunes Store パッケージ の一部として iTunes Store への送信に含まれます。チャプタマーカーは Compressor プレビュー領域にオレンジ色で表示されます。
圧縮マーカー:I フレームを生成しますが、サムネール、チャプタトラックのエントリー、その他のメタデータは生成しません。ある部分のイメージ品質が周りのフレームよりも低く見える場合は、ビデオに圧縮マーカーを追加します。圧縮マーカーは Compressor プレビュー領域に青で表示されます。
編集/カットマーカー:圧縮マーカーとまったく同様に機能します。圧縮技術者がよく使うマーカーで、編集ポイントに I フレームを作成して、ビデオのその瞬間のイメージ品質を確実に高める効果があります。編集/カットマーカーは Compressor プレビュー領域に赤で表示されます。
Podcast マーカー:チャプタマーカーと同様に、Podcast マーカーにもアートワークや URL を割り当てることができます。Podcast マーカーは、通常はオーディオ Podcast を再生する際にスライドショー(URL 付き)を視聴者に表示するために使用します。ただし、Podcast マーカー名はスライドショーには表示されません。また、視聴者がトランスコードされたファイル内の Podcast マーカーに移動することはできません。Podcast マーカーは Compressor プレビュー領域に紫で表示されます。
マトリックス・ステレオ スピーカーが 2 つだけのデバイスでサラウンドトラックを再生するためのステレオダウンミックス。マトリックス・ステレオをデコードして、サラウンド対応の再生デバイスで完全なサラウンドミックスを再生することもできます。
MP3 MPEG-1 または MPEG-2 Audio Layer 3 の圧縮規格およびファイル形式を指します。AAC と同様、MP3 では知覚オーディオコーディング技術と音響心理学に基づく圧縮技術を使って、人間の耳では聞き取れない不必要な情報を取り除きます。
出力行 ジョブ内の出力行には、ソース・メディア・ファイルのトランスコードに使用する指示が表示されます。出力行には、ソース・メディア・ファイルをトランスコードする方法を定義するプロパティを指定する設定(左側)、トランスコードされたファイルが保存される場所(真ん中)、トランスコードされるファイルのファイル名(右側)が表示されます。
QuickTime クロスプラットフォームのマルチメディアテクノロジーであり、OS X および Windows のアプリケーションでビデオ、オーディオ、および静止画像ファイルのキャプチャおよび再生を可能にします。
プレビュー領域 「Compressor」では、ソースファイルを再生したり、出力ファイルをプレビューしたりできる領域。エフェクトを適用したり、ソースファイルをトランスコードする設定のプロパティを変更した後、「比較」ボタン(タイムラインの下にあります)をクリックすることで、「前」と「後」のバージョンを比較することができます。この画面は白い縦線で分割され、左側にはソースファイル、右側にはトランスコードされたファイルのプレビューが表示されます。
解像度 イメージ解像度とは、ビデオのフレームサイズのことです。イメージ解像度は、イメージのピクセル単位の幅と高さ(フレームサイズ)で表されます。解像度が高いイメージほど細部がはっきりしますが、ファイルサイズが大きくなり、ダウンロードにも時間がかかります。電子デバイス(コンピュータ、iPhone、iPad、iPod など)の画面にも解像度があります。解像度は、イメージのピクセル単位の幅と高さで表されます(640 × 360 ピクセルなど)。
ソース・メディア・ファイルに設定を追加すると、「Compressor」で、ムービーで使用するイメージのサイズとファイルの出力に使用する設定に基づいて、使用できる適切な解像度のサイズが決定されます。
サンプルレート ミュージックの波形(サンプル)をデジタル化してキャプチャする 1 秒当たりの回数。サンプルレートが大きいと品質は高くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
サンプルサイズ 各オーディオサンプルのビット数であり、サウンドの使用可能なダイナミックレンジを決定します。
設定 「Compressor」では、ソース・メディア・ファイルをトランスコードするときに使用されるプロパティのグループ。各設定には、以下のプロパティが含まれています(これらは「インスペクタ」パネルで変更できます):
ソース・メディア・ファイルを変換するトランスコードフォーマット。出力フォーマットは、想定した再生方法に基づいて、AIFF、Dolby Digital Professional、DV ストリーム、H.264(Apple デバイス用。iPad、iPhone、iPod、Apple TV で使うための設定を含む)、イメージシーケンス(TIFF と TARGA イメージをサポートする)、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、QuickTime ムービー、QuickTime 書き出しコンポーネントのいずれかを選択します。
フレームサイズ、ピクセルのアスペクト比、およびクロップとパディングのコントロール。イメージをクロップしたりそのフレームサイズを調整したりできます。
ビデオエフェクトとオーディオエフェクト。出力ファイルができるだけ高品質になるように、ビデオやオーディオのさまざまな特性を変更します。
保存アスペクト比(SAR) イメージが保存されるときの幅と高さの比。保存アスペクト比は画面アスペクト比(DAR)と異なってもかまいません。ただし、その場合、正しく表示するために、引き伸ばしてまたは押しつぶして再生する必要があります。このようにアスペクト比の差異が許容されるため、4:3 の録画にしか対応しないカメラ形式でも、録画時にイメージを「押しつぶして」ワイドスクリーンイメージを録画できます。押しつぶしたイメージを戻して再生すると、ワイドスクリーンのアスペクト比で正しく表示されます。これをアナモフィックイメージと呼びます。
ソース・メディア・ファイル 「Compressor」では、新しいファイルフォーマットに変換される前の、元のメディアファイル。ジョブごとに 1 つのソースファイルが必要です。
トランスコード ファイルをオリジナルのフォーマットから別のフォーマットに変換する処理。非常に関連性の深い用語である圧縮は、単にデータの容量を減らすことを意味します。また、エンコードはトランスコードとほぼ同じ意味で使われますが、データフォーマットの変換処理だけを指すとは限りません。
非圧縮 8 ビットおよび 10 ビット 4:2:2 データ圧縮を利用せずに 8 ビットまたは 10 ビットの 4:2:2 Y’CBCR ビデオを保存するために使用するビデオ形式。圧縮をバイパスすると、コンピュータの処理負荷は軽減しますが、データレートは大幅に増加します。圧縮されていないビデオで効率的に作業するには、通常は大容量の RAID ストレージシステムが必要です。多くの場合、Apple ProRes が適しています。
非圧縮 4:2:2 ビデオのデータレートは、フレームサイズとフレームレートによって異なります。たとえば、フレームサイズが 1920 x 1080、フレームレートが 29.97 fps の場合、データレートは、非圧縮 8 ビット 4:2:2 ビデオの場合は 1.0 Gbps、非圧縮 10 ビット 4:2:2 ビデオの場合は 1.3 Gbps です。
WAVE(または WAV) 無圧縮の LPCM(リニアパルス符号変調)オーディオデータを保存するために広く使用されているオーディオファイル形式。